2020-07-15 あの空の向こう 職場を急いで飛び出して、家路に着いた。 今日は久しぶりに一日雨が降らなかった。 ふと、空を見上げると、雲の美しさに足が止まった。 何層にも広がる灰白色の切れ間から、蒼く澄んだ空がのぞいている。 こんなに美しい雲が空が、時に怒り狂い、わたしたちを苦しめる。 わたしたちはこの空のもと、なすすべがないほんの小さな存在。 流れる雲を眺めながら、心がふるえる。 そして、また急いで家路に着いた。 何気ない日常に感謝しながら。